「ベスト治療院100(仮)」など表彰には登録料・有料掲載がある!?

治療を受けられた方の経験談より…


現在、多くの治療院が技術や施術の専門性を打ち出し、独自のブランディングによって差別化を図っています。特に個人経営の治療院では、その傾向が顕著で、「100選」や「モンドセレクション」などの受賞歴をうたうことで、患者の信頼を得ようとするケースも見受けられます。これらは一定の有料掲載や登録料を支払うことで得られるものであり、必ずしも治療技術の優劣や効果を示すものではありません。


自由診療を主体とした治療院では、高額な施術費用に加え、施術後の予約管理を継続的に促すような営業が行われることもあります。いわゆる「メンテナンス」と称し、実際の症状改善とは別に定期通院を勧める形です。著名人のサインや体験談を掲げ、患者の心理に訴えかけるような手法も、口コミなどで問題視されることがあります。


このようなマーケティングやブランディングの取り組みは、個人の価値観である自由診療の【付加価値】を正当化するために取り組まれている。それがすなわち治療内容の質や誠実さを保証するものではありません。


矜持をもっている鍼師は「医療としての鍼」を大切に考えています。必要な人に必要なタイミングで、過剰な宣伝や営業に頼らず、地に足のついた医療を提供することが、何よりも信頼される道だと信じています。


#効く鍼は静かにとどく